近年の猛暑により、牛舎の暑熱対策に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、畜舎屋根への遮熱塗装技術に優れる、株式会社九州ハイテックの暑熱対策術について紹介します。
夏季ストレスの課題
牛舎の熱が、どのような損失の原因となるのか、改めて見てみましょう。
まず、屋根からの熱で畜舎内温度が上昇すると、次のような問題が起こります。
- 高温により飼料摂取量が減少
- 結果として体重減少や疾病リスクが増大
これら課題による、損失をシミュレーションしてみます。
- 屋根下の黒牛は20頭・出荷は28〜30ヶ月齢で実施と仮定
- 夏の暑さにより、出荷時に1頭あたり約40㎏の体重減少が発生
- 肉質低下や販売価格の下落リスクもあり
出荷単価 平均2,000円/kg と仮定すると、1頭当たり40㎏(体重減少分)×2,000円=8万円の損失となります。
20頭だと、40kg × 20頭 = 800kg の体重減少となり、800kg × 2,000円 = 約160万円もの損失となりえます。
暑熱対策用の「サンシャインコート(遮熱無機塗料)」とは
暑さによる損失を防ぐ方法として、今回おすすめしたいのが、床用の「無機系ガラスコーティング剤」の開発~施工で定評のある株式会社九州ハイテックが開発した、牛舎の暑熱対策塗料「サンシャインコート」です。
サンシャインコート(遮熱無機塗料)を畜舎屋根に塗ることで、太陽光による入熱を抑止し、畜舎内の温度上昇を抑制できます。
「サンシャインコート」の強みとしては、次の4点が挙げられます。
- 遮熱性
- 耐候性
- 防汚性
- 不燃性
遮熱性
サンシャインコートは優れた遮熱性を有しています。
赤外線反射率が80%もあるため、太陽光による表面温度の上昇を抑制できるのです。
表面温度を従来より大きく下げることで、室内への熱流入を抑えられます。
代表的な屋根材「ガルバリウム」と「ポリカーボネート」それぞれに遮熱塗料を施工し、比較検証を実施した結果を紹介します。

施工前後の屋根表面温度の比較
(ガルバリウム屋根)(2025年7月8日14:00(晴れ)外気温36.1℃ 気象庁発表)

施工前後の屋根裏面温度の比較(ガルバリウム屋根)
2025年7月29日14:30(晴れ)外気温33.1℃

施工前後の屋根下 床温度の比較
2025年7月29日14:30(晴れ)外気温33.1℃

遮熱塗料 施工前後写真(ポリカーボネート屋根)
7月30日14:30(晴れ)外気温33.4℃

施工前後の屋根裏面温度の比較(ポリカーボネート屋根)
2025年7月30日14:30(晴れ)外気温33.4℃

耐候性
サンシャインコートは耐候性にも優れています。
強固な架橋構造を形成する無機成分を多く含むことで、紫外線に強い耐性を示し、期待耐用年数20年相当の耐候性・耐水性があることが特徴です。
他社塗料と比較しても、サンシャインコートの耐候性が長いことが分かります。


また、従来の無機塗料は柔軟性が乏しく、塗膜にクラックが発生する欠点がありました。しかしサンシャインシリーズは有機成分を効果的にハイブリッドしているため、塗料に必要な柔軟性を発揮し、クラックのおそれがありません。

防汚性
サンシャインコートは、優れた防汚・防カビ・防藻性に優れた性能を有しています。
耐候性に優れた塗膜は、経時での塗膜の欠落や流出が少ないため、表面の祖化を防ぎ、汚れの噛み込みや侵入を抑えるためです。

また、サンシャインコートは特殊成分により、藻やカビが発生しません
特殊成分により藻やカビが発生しないため、美観や遮熱性を維持することができます。

不燃性
サンシャインコートの塗膜は、無機成分由来の不燃性です
無機成分に由来して塗膜に不燃性が発現し、火災時の延焼を防ぎます。

畜舎の遮熱塗装で得られるメリット
畜舎の遮熱塗装で得られるメリットとしては、次のような例が挙げられます。
- 温度上昇を軽減するため、暑さ・熱中症対策ができる
- メンテナンスを兼ねるため、屋根の寿命が延びる
温度上昇を軽減するため、暑さ・熱中症対策ができる
夏場の畜舎(折板屋根・波型スレート屋根)は、屋根表面温度が70℃以上に達することがあり、輻射熱が直接家畜たちに伝わることで、畜舎内の暑さは非常に厳しいものになります。
家畜は汗をかけず体温調節が苦手なため、高温環境では食欲低下・乳量や発育の悪化・繁殖成績の低下といった健康や生産性への影響が大きくなります。特に夏場の暑熱ストレスは、家畜の命にかかわるリスクをはらんでおり、人と同様に、家畜にとっても熱中症対策が重要です。
遮熱塗料は屋根の温度上昇を抑え、輻射熱を軽減することで、家畜が快適に過ごせる環境を整えると共に、作業者側も安全で働きやすい畜舎環境となります。家畜の健康と命を守る為にも、遮熱塗装のメリットは非常に大きいと言えます。
メンテナンスを兼ねるため、屋根の寿命が延びる
遮熱塗装には、外装用塗料本来の役割である「建物の保護機能」もあります。
折板屋根であれば、塗装によりサビの発生を抑制する効果があります。波形スレート屋根においても、劣化の原因となる吸水を抑制することができます。
塗装による対策には、建物の保護はもちろん、畜舎を長く使える状態に保ち、安定した運営に繋がるという意味でも大きなメリットがあります。
いずれも、屋根の寿命を延ばすことにつながり、結果的にランニングコストの削減につながります。暑さ対策と建物のメンテナンスが同時にできるのは、遮熱塗装の利点と言えるでしょう。
牛舎の暑熱対策なら「屋根の塗装」から始めるのがおすすめ!
暑熱対策に取り組みたいものの、何から手を付ければ効果的なのか、迷っていた方もいるかもしれません。
そのような場合は、ぜひ牛舎の屋根を、暑熱対策用の塗料でコーティングするところから始めてみてください。外気温が33℃以上であっても、屋根を塗装することで牛舎内の気温を29℃台に下げられることもあります。
暑熱対策用の塗料「サンシャインコート」についてさらに詳しく知りたい、具体的な見積もりを取ってみたい、という方は、ぜひ下記からお問い合わせください。資料の無料ダウンロードについても受け付けておりますので、お気軽にご覧ください。

